DN2820FYK:Intel純正の安心感に翻弄されたはなし

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DN2820FYKは私が大学を出て会社員として働き始めた2013年に発売されました。

大学近くから引っ越しタイミングでML115G5を捨てて自宅サーバーを家では買わないと考えていました。

 

当時の私の考えを変えたのが、当時の部署の先輩でした。

先輩「お家にサーバー無いとかmjd!?」

私 「大学時代は持ってたんですけど、煩いですし電気代もかかりますし」

先輩「最近NUCみたいな小型の省電力PCがあるんだYo! しかもAtom SoC(BayTrail-M)の奴が今度出るしそれならもっと省電力だよ、NUCとしても安いしどうよ?」

 

当時のIntel NUC DN2820FYKのスペックのサイトを見せながら勧誘してくる先輩にホイホイ連れられてその日は帰りに秋葉原に直行したのだった。

たしかBuymoreかTsukumoで買った記憶がある。

 

当時のNUCはちょっと電源ケーブルが付属しないという問題があり、ミッ●ーマウス(IEC C5-NEMA 5-15)ケーブルを別途購入しておかないといけなかったのだ。

DN2820FYK世代あたりでユニバーサルなプラグ一式が付いたACアダプタになってそのような問題もなくなりました。

 

自宅でセットアップしようとして

自宅に持ち帰りセットアップをしようとしてBIOS画面を覗いていた時でした。

「あたらしくセットアップするならUEFIだよねー」

「うん?Windows 8.x、Vistaか選べ?」

Debian Wheezyあたりを入れるからどちらでもいいんだが……」

「そもそもなんでこんな選択肢があるんだ?とりあえずWindows 8にしておこう」

USBメモリにイメージをddして挿せばインストールできるだろ」

 

Intel 純正の安心感に遭遇

色々とハマりましたがたしかLinux3.12で動かして回避する策をとったはずです。

会社の先輩はCentOS6を入れて普通に使えてたそうな

数か月後に出たファームウェアにアップデートしたら当時のDebianのwheezy-backportsにあるカーネルでも動いてたと思います。

Intel様は2016年現在でもDN2820FYK用のファーム更新を出してるいい会社ですよ?

 

DN2820FYK自体はkimchiによるKVMの母艦サーバー(お家でKVMするならこれくらいが一番良かった)やDockerホスト、踏み台用openbsdサーバーなど紆余曲折を経て現在はMinecraftマルチプレイ用サーバとして活躍中です。 

 

このDN2820FYKを購入してからお家サーバーの数も増え、DN2820FYKとNUC5i3RYB、minATX筐体の自作ファイルサーバー兼録画サーバー兼エンコードサーバー(ECCメモリを使ってないという致命的な欠点があるので組み替え予定)とRPiな温度センサなどが賑わう様になりました。